手湿疹と手荒れのガイド

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手洗いが良くない?習慣から予防する手荒れ

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手がかさかさ、ひび割れてぱっくり、ヒリヒリと痛む。こんな状態で悩んでいませんか。
手荒れになってから慌ててケアをするのではなく、まずは予防が大切です。日々のちょっとしたことに気をつけて手荒れを予防していきましょう。

 

 

●手袋を着用する

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手荒れの原因が皮膚の皮脂が洗い流されてしまうことです。皮脂が大量に分泌されて顔がべたべたするなど、皮脂は悪者のような印象を持つ方もいるかもしれませんが、皮脂には肌の水分蒸発を抑えて潤いを保つ役割があります。
食器洗い洗剤は汚れ落ちの力が強く、手の皮脂を強力に洗い流してしまいます。手はもともと皮脂分泌量が少ない部位です。そこに洗剤の影響が加わると、皮脂が失われて手荒れの原因になります。
対策としては、水仕事をするときにはゴム手袋を着用するようにします。食器洗い、お風呂洗い、トイレ掃除などの洗剤には、できるだけ素手で触らないようにします。

 

●ゴム手袋の選び方

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ゴム手袋は大きく分けると「天然ゴム製」と「合成ゴム(ニトリル)製」の2種類があります。
天然ゴム製のものは、柔らかく油や薬剤に強い性質があります。しかし、溶剤に対しては弱いです。家庭用や清掃用として使用されています。
合成ゴム製のものは、油や薬品に強い特徴があります。機械整備やペンキを扱う仕事に使用されています。
そして、ゴムの厚さには、厚手、中厚手、薄手があります。厚手のものは水の冷たさを和らげてくれますが、細かな作業には向きません。薄手のものは手を動かしやすいのですが、水の冷たさを感じやすいです。
こういたことを考えて自分にあったものを選んでみてください。
また、ゴム手袋の素材にアレルギーを持つ方もいるので注意が必要です。アレルギーがある場合は、違う素材のゴム手袋を使ってみたり、インナー手袋をしてその上にゴム手袋をつけるようにするとよいでしょう。

 ●手洗いの回数を少なくする


手洗いに使用する石けんにも皮脂を落とす作用があります。衛生面が気になって頻繁に手を洗いたくなるかもしれませんが、手荒れを防ぐためには手を洗う回数を少なくするようにしましょう。
手を洗う回数が多いと手が不衛生になることもあります。手にはさまざまな菌が棲みついていますが、その中には皮膚を保護してくれている菌がいます。手を洗いすぎると人間にとって好ましくない働きをする菌だけでなく、皮膚を保護する菌まで洗い流してしまいます。菌の世界は陣取り合戦のようなもので、よい菌が減ると悪い菌が繁殖しやすくなります。

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石けんを使って手を洗うのは、食事の前やトイレの後だけなど、必要最小限に抑えることが手荒れを防ぐポイントです。
また、アルコール消毒や除菌石けんは刺激が強いので使用を控えるようにしましょう。

 

●まとめ


手荒れで痛みが強くてつらいこともあるはずです。そうならないように、水仕事をする際や手洗いに気をつけて、健やかな手を維持していきましょう。