今回は、意外な原因で手荒れがおきるケースを紹介したいと思います。
メカニズムと一般的な手荒れの原因
手荒れとは健康な肌で行われている「ホメオスタシス」が刺激などの外的要因で阻害されることが起こります。
ホメオスタシスは人間の内部や外部の状態を環境変化に左右されずに一定に保つという性質のことです。
手の中でも特に指先は肌の水分蒸発を防ぐ皮脂を出すため皮脂腺が少ないため、「ホメオスタシス」の性質が弱く他の部位に比べて肌が荒れやすくなっています。
女性は水を使う人が多く、肌も乾燥しやすいので、男性よりも環境的に手荒れがおきやすくなっています。
主婦、美容師、調理師など水をよく使う職業に女性が多く在籍していることも、手荒れは女性の悩みたる所以かもしれません。
スマホとPCが良くない!?
水を使う仕事以外にも「現代病」と呼ばれるような手荒れの原因が、スマートフォンやタブレット、パソコンのキーボード操作などが荒れをを引き起こしているケースです。
スマートフォンやタブレットは、元々弱い指先の皮脂が、タッチパネルに流れる微弱な電流、フリック操作などによって発生する熱や摩擦によって剥がれてしまい、剥がれた後の操作で更に摩擦されは皮膚が痛むといわれています。
電流がなくてもパソコンのキーボードタッチは摩擦の頻度が大きいので同じ症状が出ることがあります。
段ボールが原因!?なんで?
段ボールや紙類は皮脂の油分を吸収しやすく摩擦が起きやすくなります。
また、摩擦によって皮脂のバリアが無くなった状態で段ボールに付着している細かいクズなどが刺激物になっていることもあります。
段ボールに仕事で触れることはなくても、通販での購入物は段ボールで発送されることが多いので意外と触る機会は多いのかも知れません。
どうしたらいいの?
手あれは原因はそれぞれなので、その原因によって対策は異なりますが、共通するのは何らかの外的刺激によって起こることが多いので刺激を予防、低減することが必要だと思います。そこで、簡単に誰でもできるのはハンドクリームやワセリンを塗ることです。
職場への持ち運びが出来ますし、手が乾燥してきたり、パソコンを使う前にさっとぬるだけでいいですね。
また、家庭内で肌あれするならゴム手袋をつけて水仕事をすることで手あれを防ぐことができるので実践してみてください。また、仕事でダンボールや新聞紙をよく扱う時や通販購入物の開封などは軍手を着用で直接触れることを防止できます。
まとめ
意外な手荒れの原因について紹介しました。
原因は意外ですが、基本的なケアで予防できることがほとんどです。
症状の軽いうちに大事な指先を守る意識を持ちましょう。