手湿疹と手荒れのガイド

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5年以上苦しんだ手湿疹、シンプルな方法で完治しました。(美佳さん/50歳女性)

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主婦湿疹に悩まされるようになったのは、40代の半ばでした。

それまでは親との同居で、ずっと実家暮らしをしてきたので自分で家事をすることがほとんどなかったので主婦湿疹とは縁遠い生活をしていたのです。

ただ、体質的に皮膚アレルギーを起こしやすい敏感肌タイプではありましたので、皮膚が乾燥してカサカサになったりすることは、若い時からずっとありました。

 

主婦湿疹を初めて意識しだしたのは、母親が病に倒れてしまい私が家事を一手に引き受けなければならなくなってからです。

毎日のように食事の支度をしたり食器洗いをしたり、掃除、洗濯など水や洗剤に触れる機会が爆発的に増えました。

症状としては、手の指の間に小さな水泡のようなぶつぶつとした湿疹が密集してできるようになり、その湿疹が非常に強い痒みを持つのです。

最初は、それがなんであるかは全くわからなかったので、適当に湿疹用の塗り薬を塗っていました。ですが、強い痒みはおさまってくれず、結局皮膚科に行くことにしたのです。

 

皮膚科では、すぐに主婦湿疹ではないかと言われ、とりあえずはヘパリンの配合されている保湿クリームとステロイドのクリームを処方されました。

水掃除や食器洗いなど洗剤を使用する水仕事のときには必ずゴム手袋をするようにアドバイスされました。

ですが、ゴム手袋をすると仕事の効率が落ちるし、食器の汚れがきちんと落ちているかがわかりにくいので、面倒で使用するのを避けていたのです。

そういうこともあり、私の指の間にできてしまった主婦湿疹はなかなか改善しませんでした。

 

主婦湿疹は、ほぼ一年中、指の間にできていましたが、季節によっては、その湿疹がだんだん枯れてきて乾燥し皮がむけてきていました。

皮が剥けると、今度は水仕事をすると、その部分が滲みてしまいとても我慢できるものではありませんでした。

仕方なくゴム手袋をして家事をするようになったのですが、長年主婦湿疹を放置していたため慢性化してしまっていてなかなか改善することはありませんでした。

 

そこで、ステロイド軟膏に頼るだけの治療ではなく、皮膚をしっかり保湿してバリア機能を高めてあげることで主婦湿疹を撃退しようと考えました。

ヘパリン配合のクリームを一日何度も手に塗り、夜寝る前にもしっかりクリームで保湿をしたら、仕上げはシルクの手袋をしてベッドに入るようにしたのです。たったこれだけのことなのに、1週間ぐらいで劇的に指の間の湿疹が枯れて消えてきて、手全体がしっとりして皮膚がとても良い状態になってきたのです。

 

それ以来、薬はもう必要なくなり指の間に繰り返しできていた小さな水泡状の湿疹は全く姿を表さなくなりました。長年苦しんできた主婦湿疹でしたが、とにかくゴム手袋着用を徹底させ、保湿をしっかり行うことで完全に解決することができました。

良くなった今だから思えることですが、本当にシンプルな対策でしつこい主婦湿疹をコントロールできるものなのだと、とても驚いています。


神奈川県在住 美佳 女性 50歳