手湿疹と手荒れのガイド

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手湿疹は顔と同じくらい日常のケアが大事。きっかけは家事を行うようになってから・・・(ショコラさん/43歳女性)

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20代の頃に炊事を日常的にやるようになって以来、水や洗剤による手肌の乾燥と手湿疹に悩まされてきました。
もともと敏感肌なため石鹸やシャンプーなどでも手荒れは起きていましたが、手湿疹に本格的に悩まされ始めたのは、キッチン用洗剤を毎日使い始めてからです。

 

当時使っていた洗剤は汚れ落ちが良いことが売りでしたが、肌の弱い自分には洗浄成分が強すぎ、毎日使っているうちに手がガサガサに乾燥してしまいました。肌が乾燥した状態でそのまま素手で炊事を続けていたため症状は次第に悪化し、プツプツとした水泡ができたり手指の関節部分がヒビ割れて出血するほどになってしまいました。

そこまで悪化すると痛みのせいで炊事をすること自体が苦痛になり、就寝中もかゆみのせいでなかなか寝付けず夜中にも起きてしまい睡眠不足になるなど、精神的にもいろいろ悩まされていました。さらに痛みやかゆみによるつらさだけでなく、やはり女性なので見た目についても悩んでいました。

電車のつり革を握る手を見られるのが恥ずかしかったですし、以前は楽しんでいた指輪やマニキュアなどの手のオシャレもしなくなりました。オシャレよりもとにかく他人に手を見られたくない、というのが当時の心境でした。

 

手湿疹の症状がなかなか治らなかったため、一時的に母に相談して炊事を代わってもらったりしていましたが、いつまでも頼るわけにはいかないので治すために本格的なケアが必要だと考え始めました。
そこで私が心がけたのは「炊事(家事全般)の際にはできる限り手袋をすること」「面倒でも手肌の保湿を欠かさないこと」「手の皮膚も顔の皮膚と同じように大切だと意識すること」の3点です。


自分の場合、顔用の化粧水やクリームなどには気を使っていたのに、手肌のケアに関してはあまりにもいい加減でした。強い洗剤と熱いお湯で炊事や掃除をしたり、その後も面倒だからとクリームなどで保湿もせず、夜寝る時もかゆいので我慢できず掻いてしまっていました。同じことを顔の肌にするなんて絶対に嫌です。そんなひどい扱いを手にはしてしまっていた、それではなかなか改善しないのも当然だということに気づきました。

 

それ以来、今日まで手肌のケアは毎日欠かさず日課にするようにしていますが、おかげさまでひどい手湿疹に悩まされることは次第になくなってきました。今でも冬場に手が乾燥することはありますが、以前のように手湿疹に悩まされるほど症状が悪化することはありません。
毎日ケアをするというと面倒に思うかもしれませんが、慣れてしまえば歯磨きなどと同じでさほど苦になりません。むしろケアを怠ったことによるつらさやデメリットのほうが深刻です。
今現在、手湿疹に悩んでいる方に少しでも参考になればと思います。

(神奈川県在住、ショコラ、女性、43歳)