手湿疹と手荒れのガイド

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私の手湿疹にはビオチン療法が効きました。(まるさん/55歳女性)

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毎年冬場になると、肌の乾燥に悩まされていました。
顔や背中はもちろんのこと、水仕事が多い手は、ハンドクリームで保湿しているにもかかわらず、荒れてカサカサです。
水仕事をする際に、こまめにゴム手袋をつけると良いのですが、急いでいる時などはついつい面倒になり、素手のまま洗剤を使うことも多かったので当然かもしれません。


それでも、保湿効果が高く安心して使える成分であるワセリンやヘパリン類似物質が配合されたクリームで保湿ケアしていましたが、症状は年々悪化していきました。
そして、その年の手荒れは本当に酷かった。
最初はいつものような乾燥だったのですが、そのうち手の甲に赤くて丸い湿疹がポツリとできました。それがどんどん増えていき、手の甲一杯に。
さらに、指先や手のひらにも広がりました。


人前で手を出すのが恥ずかしいほどで、買い物の際にお金を渡したり、おつりを受け取るのも憂鬱になるほど。これが手湿疹か、と改めて実感しました。


こうなるともう市販のハンドクリームでは対処できず、泣く泣く皮膚科を受診することに。
皮膚科では、ステロイド剤とビオチン内服薬を処方されました。
ステロイド剤は肌荒れや湿疹への効果が期待できるのですが、免疫力を低下させる副作用がある怖い薬。というイメージがありどうしても抵抗があります。
塗った後のべた付き感も不快で使いたくない。
でも、耐え難い痛みや痒みを我慢することは出来ず仕方なく使い始めました。


使うのがすごく嫌だったステロイドに比べて、気になったのはビオチン療法です。
ビオチンは、ビタミンB7の水溶性ビタミンなので、過剰摂取しても尿として排出されるので安心とのこと。
キノコ類やナッツ類に多く含まれていて、普通に食生活を送っていると不足することは少ないそうです。
ビオチン散0.2%フソー0.5gを処方されました。
ステロイド軟膏とビオチン0.5g内服を1か月続けていると、症状は大部改善されました。
先生も、だいぶ良くなりましたね。と高評価。


ちなみにその先生がおっしゃるには、手湿疹が治ってもビオチンの処方を止めないで欲しいという女性患者が多いとのこと。ビオチンを使っていると、肌の状態がスゴく良くなったという報告があるらしいです。
言われてみれば、なんとなく最近、顔も髪もツヤツヤで調子が良いかなという実感もありました。


その後、ステロイド剤に抵抗があることを先生に伝えビオチン療法のみで治療を継続。
なかなか効果が上がらなかったため、ビオチン量を倍の1g増やすことになりました。


1gにしてからの変化がスゴかった!
ステロイドを併用していた時も良くならなかった頑固な湿疹が1週間で完治に近いほど改善しました。
その後、春になり空気の乾燥も収まってきたせいか、手湿疹は無事に完治。

 

ビオチンはビタミン剤なので身体の中から栄養を摂って自然に治すという治療も効果があるんだと目から鱗でした。

 

私の体質や症状によるところもあるのかも知れませんが、ステロイド治療が嫌だという手湿疹の方は担当のお医者様へビオチン処方を相談されても良いのかなと思います。

 

北海道 まる 55歳女