手湿疹と手荒れのガイド

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産後のストレスとホルモンバランス乱れで手湿疹に・・・(かずみさん/44歳女性)

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手湿疹を発症したのは、出産して数か月がたったころでした。

それまでももともと皮膚は弱めだったものの、手湿疹が出ることはありませんでした。手荒れが気になって尿素配合のクリームを塗ったところ、かゆみが広がり手が腫れあがってしまい病院に行きました。

それはおそらくハンドクリームに対する接触性皮膚炎だろうとのことでしたが、それ以降手湿疹が日常的に出るようになってしまい、水仕事やその他の日常生活をするときに大きなストレスになりました。

はじめは処方されたステロイドで対応していたのですが、治ったと思って塗らなくなると再発するの繰り返しで、病院を変えました。

ステロイドが良くないとは思いませんが、いたちごっこなのでステロイドをあまり使わないと評判の皮膚科を受診しました。皮膚科ではビオチン療法に加えて保湿剤などが処方されました。

なるべく刺激になるようなものとの接触を避けるようにとのことだったので、水仕事はコットンの手袋の上に炊事用グローブをして、眠るときにも掻き壊し防止に手袋をして寝ました。

急にステロイドを塗らなくなると悪化するとのことで、徐々に弱めのステロイドに変えました。

私の場合、一度荒れてしまうとシャンプーや洗剤や石鹸などすべてのものが刺激になって悪化してしまっていましたが、ビオチンとビタミンCと整腸剤を飲みながら、徹底的に刺激を与えない方向で治療しました。私の場合、ビオチン療法は効果がありました。

サプリメントでこんなに違うのかと実感したので、薬局で亜鉛のサプリを購入したプラスしたところ、それも私には良かったです。

私の場合、産後のストレスや寝不足や栄養不足もあったのか、サプリメントの内服でかなり肌質が変わったのがわかりました。

それに加えて洗剤を徹底的に触らないようにすることや炊事用の手袋を使って水仕事をしました。強いステロイドで抑え込んでいた時には終わりが見えなくてとてもつらかったですが、原因との接触や内側からの栄養補給に加えてステロイドだけに頼らないアプローチが私には合っていたのか、みるみるよくなりました。

もともとの原因が産後のホルモンバランスの変化やストレスもあったと思うので、体の内側からのアプローチが効果的でした。知らないうちにビタミンやミネラル不足になっていて、それが肌の回復を遅らせていたと思います。

弱いステロイドで症状をコントロールしながら、自分に合う物と合わないものをより分けて肌のバリア機能をアップさせることを意識しました。

現在は完治していて、荒れそうになると尿素が入らない無添加の保湿剤をつけて肌の状態を保ちます。お湯を使う時は必ずぬるま湯にしてバリア機能の低下を防ぎます。現在はビオチンはたまに飲む程度にして、マルチビタミンサプリに切り替えて体内の栄養バランスを保っています。

ミネラルも入っているので、食生活の乱れにも多少は対応できます。手湿疹は原因を除去することで必ず治るので、治らない時にはアプローチを変えてみるのも一つの方法です。

痒くて痛いのに家事や育児をするのは本当につらかったですが、治る日は必ず来ます。

 

茨城県 かずみ 女性44歳