手湿疹と手荒れのガイド

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手荒れを引き起こす3つの原因

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手荒れで肌がかさかさする、かゆみがでる、こんな悩みを抱えていませんか。一年中悩まされている方もいて、手荒れがつらいことでしょう。
でも、どうして手荒れを起こしてしまうのでしょうか。手荒れの原因を知っていれば予防・対策方法がみえています。


●水・洗剤の影響

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皮膚にはバリア機能が備わっていて、紫外線・花粉・大気汚染などの外部刺激から守り、肌内部の水分蒸発を抑えてくれています。このバリア機能の役割を果たしているものが、皮膚表面の角質層です。
角質層の構造はレンガ塀に例えることができます。角質細胞がレンガ、モルタルが細胞間脂質にあたります。角質細胞のすき間を埋めるように細胞間脂質が存在し、ぴったりすき間なく細胞が並ぶことで外部の刺激の侵入を防ぎ、肌内部の水分蒸発が抑えられます。
ところが、手洗いや洗剤を使用したりすると細胞間脂質が流されてしまい、角質層の構造が乱れてしまいます。それによって外部の刺激を受けやすくなり、肌内部の水分が逃げやすくなります。そして、手が乾燥して手荒れを引き起こすことになります。
洗剤に使用されている界面活性剤は油分を落とす力が強いことや、タンパク質変性を引き起こすため、手の皮膚にとっては大きなダメージになります。
手洗いは最小限にしたり、水仕事をする際にはゴム手袋をしたりすることで影響を抑えられます。


●血行不良

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皮膚のバリア機能は、皮膚の生まれ変わりが正常に行われることで保たれています。
血行が悪くなると皮膚の生まれ変わりに必要な栄養素が十分に行き届かず、皮膚の生まれ変わりが滞ってしまいます。その結果、角質層の構造が乱れてしまい、手の皮膚が乾燥をして手荒れを引き起こします。
お餅を長期的に放置していると乾燥が進行をしてひび割れてきますが、手の場合もこれと同じようなことが起こります。指をよく動かし、動かしたときに皮膚表面の弾性力が耐えられずひびが入ってしまうことがあります。乾燥を放置しているとさらに皮膚の状態が悪化してしまうのです。
手をマッサージすると血行が促されます。


●栄養不足

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皮膚の生まれ変わりには栄養素が必要です。普段栄養素を食べものから摂取していますが、食べる量が少なかったり、バランスが悪い食事をしていたりすると栄養不足を招きます。栄養素は体の中でも重要な部位から優先的に回されるので、生命維持に大きく関わりのない手の皮膚には栄養素が後回しになってしまいます。
栄養素が足りなけば皮膚の生まれ変わりをスムーズに行うことができず、皮膚の状態が悪化をします。そこに水仕事や空気の乾燥などが加わると、手荒れに進行することがあります。
栄養バランスがよい食事を心がけましょう。


●まとめ


手荒れの主な原因は、水・洗剤の使用、血行不良、栄養不足です。何が原因なのかを知り、それにあった対処をして手荒れの予防・改善をしていきましょう。